2015年2月18日水曜日

ネタ切れにつき、思うままに書いてみました

暦の上では立春も過ぎましたが、相変わらずしっかり冬の日々が続く今日この頃、ブログネタもなくしばらくぶりとなる更新となりまして失礼しました。


ネタが無いなりになにか書いてみようと思い立ち、まずは写真を撮ってみました。

三浦しをん著「舟を編む」。


これは最近の寝る前のお供です。
購入したのではなく、みなみいせ図書室から借りてきた本です。
南伊勢町にある小さな図書室(だから図書館ではないみたいです)ですが、海に生きる人たちを丁寧な筆致で紹介し続けている南伊勢町在住のエッセイスト川口祐二さんの本が揃っていたり、郷土資料や風物について書かれた本がしっかりと並んでいるだけではなく、小説などもあり、なんだかんだと月一回以上のペースで通い続けています。

この「舟を編む」は新しい辞書を創る辞書編集部の奮闘ぶりと人間模様を描いた小説ですが、軽妙な文章でさくさく読め、また、辞書編集というまったく知らなかった世界が紹介されていて、楽しく読み進めている最中です。

この本のことは確か一年ほど前にWEB上でレビューが紹介されていたか、読書アプリのお試しで数ページ読むことができたから呼んだのだったか、とにかく題名にまず惹かれたと記憶しています。
前述の通りカヤックとは関係ない本ですが、辞書は言葉の海を渡る舟だ、というような台詞もあり、あながち僕の嗅覚も間違ってはいなかったかなと思ったものです。
そうすると、なんだか海の水、波、しぶきの一つ一つが地球という星が溜め込んでいる知識や記憶
そのもののような気がして、そこをシーカヤックで漕ぐことでその知識や記憶に触れているのかもしれないと思うと、不気味なような畏れ多いような、それにも増して好奇心もくすぐられ一人でうふふと顔を緩ませたりするのですから、気持ち悪いことこの上ないですね。

冬の(ヒマな)シーカヤック屋さんは思索の海を漕いでいるのです(?)。



みなみいせ図書室からは伊勢神宮に関する読み物も借りたことがありました。
伊勢で暮らしていると神宮は特別な存在ではありますが、けっして異質で浮いた存在ではなく、人々の暮らしの中に密接に関係した当たりまえの存在というふうに感じます。
神宮だけではなく伊勢志摩には寺社は多く、いつまで経っても市街地は区画整理が進まず都市整備も遅れがちですが、それだけ神さまや仏さまがまだまだ生きている、機能している(不敬な表現ですね)のかなと思います。

伊勢神宮を語るには天皇家についても語らなければならないでしょう。
古代天皇制から伊勢神宮建設を前後して確立されていった現在の天皇制。
象徴天皇制はまるで戦後の日本国憲法で定められたというふうに思っていましたが、どうやらそれは間違いで、もうずっと昔から天皇は王ではなく象徴だったのだと知りました。
学校で習う歴史の授業では天皇制についてきちんと説明していないように記憶していますが、今はどうなのでしょうか?
天皇制を理解することで、現在の日本国憲法の平和主義はとてもすんなり得心できるように思います。天皇陛下がここ数年、平和と憲法遵守について語られていることは、もう1000年以上続く日本の当たり前の想いのような気がします。
成人された佳子さまが最近マスコミに取り上げられることが多くなったようですが、そうして親しみやすい皇族をシンボルとして話題にすることはとても自然なことで、僕は好ましく感じています。
ほんとに可愛いですしね。



天皇制に神さま、仏さまと宗教的な話になりましたが、僕自身は仏教徒で宗派は禅宗・曹洞宗です(見た目はばっちり坊主そのままですし)。
信じる信じないと問われると困惑しますが、とりあえず仏教思想、特に日本で開花した禅宗に関してはとても興味がある、といえます。つまり信心はないですね、やっぱり笑。

ただ、海を漕いでいると、海で仕事をしていると人を超越した存在を感じることはごく普通にあります。何度も、頻繁にです。
それを神さまと呼ぶのであれば、八百万の神々というのが一番しっくりくるように思います。そのくらいうじゃうじゃいると考えるほうが当てはまる気がします。

最近流行っている「妖怪ウォッチ」ですが、これも人智を超えた存在・事象を象徴、キャラクター化したのが妖怪なわけで、一時、京極夏彦さんの本を読み漁っていた僕としてはなんだかちょっとうれしいブームだなと感じています。
まだちゃんと見たことないのですが、どうやら「妖怪体操」というのが子供たちだけではなく、ダンスに取り入れたりして高校生くらいにまで人気があるそうですが、この体操=ダンス=舞というのも人や自然を表現するための手段のひとつであり、それが流行の一助になったというのは能、歌舞伎の伝統文化を育んできた日本人の心の深淵に潜む国民性の表れなのでは、などと勝手に夢想してしまうのでした。


いくらなんでも筆が飛びすぎました。
今回はこの辺で。


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